元学習塾スタッフが明かす、塾の正しいえらび方を紹介。個別指導と集団指導の違いやメリット・デメリットなど、現場目線での選び方を指南します。

学習塾の形態

今日、いろいろな年齢層のお子様を対象とした、実にさまざまな塾があります。
しかし、大きく分けると、集団指導、個別指導の二つに分類できます。

まず、集団指導の代表格ともいえるものに、大学受験予備校があります。
北海道では「代々木ゼミナール(代ゼミ)」「駿台予備校」などがあります。
もっとも、大手の予備校では、近年になって個別指導を併設している場合もあります。

中学生対象の集団指導塾には、北海道では老舗の「北大学力増進会」があります。

増進会の人気は根強く、夏休み前などは、集団説明会をコンベンションホールで行うほどです。

小学生の定番として、公文は今も健在です。よく似たタイプとして、「学研教室」もあります。
多くの方がご存じのように、集団指導とも、個別指導とも言いきれない形で指導が行なわれています。

また、中学受験が一般的になるにつれ、小学生対象の集団指導塾も現れてきました。
「日能研」「能開センター」など全国ネットの「お受験予備校」が北海道にも進出して、久しくなりました。

大学受験予備校と同様、小中学生対象の集団指導塾も、多くは個別指導を手掛けています。
しかし、集団指導を主に展開している塾は、当然のこととして、集団指導を得意としているようです。
ここ10年程の間に、実に多くの個別指導学習塾を見かけるようになりました。

「明光義塾」「3.14」「IE一橋学園」「ニスコパーソナル」「自立学習塾」......まだまだあります。
集団指導塾の中にも、個別指導を併設しているところが多くなってきました。

個別指導塾は、黒板を使った講義の形をとりません。
個別指導塾が目標としているのは、多くの場合、生徒の自立学習力をつけることです。
ですから、講師は、できるだけ「教えない」で生徒を見守り、フォローするよう努めています。

とはいえ、個々の塾によって、いろいろな個性があります。
たとえば、授業で講師一人が生徒何人を担当するかという点では、必ずしも一対一とは限りません
。一対一から一対五くらいまで、いろいろなパターンがあるようです。

5年ほど前、北海道では、個別指導の独り勝ち、といわれていた時期がありました。
しかし今は、一時期のようなブームは去ったと思われます。
塾を大きく分類すると、集団指導と個別指導に分けることができます。
ところが、最近では、どちらにも属さないと思えるような、新しい形態の塾も登場しています。

たとえば、「サテライト塾」という言葉をお聞きになったことがおありでしょうか。

わたしは、通りがかりに「東進衛星予備校」という看板を初めて見たとき、
これは何だろうと不思議に思いました。実は、これが、サテライト塾というものでした。

サテライトとは、「衛星」という意味です。「衛星」といえば、衛星放送を思い浮かべる方が多いことでしょう。
サテライト塾では、ビデオ録画された講師の授業を、テレビで受講する形で授業が行なわれています。

一つのモニタの前に一人の生徒、という点では個別指導のようではありますが、
一方的に講義を聞くという形からすると、集団授業に近いと言えるでしょう。

塾だけでなく、私立の高校の中にも、補習で有名予備校講師による
「サテライト授業」を受講できるようにしているところが出てきています。

好きな時間に、ハイレベルな講師の授業を、望むなら繰り返し聴くことができる、
という点で、メリットのある形態といえるでしょう。
インターネットの普及に伴って、ネットを用いた学習塾も登場しています。
インターネット塾にも、様々な形態があります。

一つは、今までのような学習塾スペースにパソコンが何台も設置されていて、
そこで生徒がモニタを見ながら勉強するというものです。
講師というより、監督者のような役割をする指導者がフロアにいて、
生徒の必要に応じて質問を受けたり、声かけをしたりします。

また、家庭のパソコンで指導を受ける形もあります。
これは、塾という名前が付いていても、家庭教師に分類されるものかもしれません。

「ショウイン先生」は、福岡に本部を置くインターネット塾ですが、
生徒が教室でも、自宅でも指導を受けられるプランを提供しています。

インターネット塾では、講師も、自宅のパソコンから指導にあたっている場合があります。

英会話教室タイプの塾にも、インターネットの形態を取り入れている者があります。
ネイティブの講師の指導を、比較的低料金で、家で受けられるのは、とても魅力的ですね。

ネット塾はまだ始まったばかりで、これから、さまざまな発展や拡大があると予想されます。
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