中2編
中2の夏休みまでには、中学校で習う数学の、基本的な計算のほとんどすべてと、一次関数を学習します。
(一次関数は、範囲の一部を2学期に学習する場合もあります。)
すでに中1で学習している、比例、反比例とともに、一次関数の基本を、2年の夏にしっかりマスターしておくことはとても大切です。
塾の中2数学の夏期講習会のプログラムには、たいてい基本計算とともに関数の復習が含まれています。
傾きや切片、xとyの値などを使って一次関数の式を決定する、反対に、式から、傾き、切片、xやyの値を求める、といった問題は、高校入試に必ず出題されます。
また、関数の式からグラフが描けること、反対に、グラフが表している式を正しく示せることも、とても大切です。
学校の授業が問題なく理解でき、テストでも点が取れるお子さんの場合、集団指導塾で、2年のうちからハイレベルの問題に慣れていくことも効果的でしょう。
一方、「正の数と負の数の計算がどうも...」「分数はニガテ」「関数の式が求められない」「グラフの見方がわからない」というお子さんの場合、個別指導塾で、本人のペースに合わせた指導を受けることがおススメです。
ちなみに、高校入試に文章題でときどき出題される「歯車」の問題は、反比例に分類されます。また、比例は、実は、一次関数の特殊な形です。
塾の夏期講習会で一度1,2年の復習を総合的に行うことによって、さまざまな時期に学んだ知識を関係づけることができるのは、大きなメリットですね。
ほとんどの学校では、中2の夏休みまでに、理科の電流・電圧の単元を学習します。
夏休み明けのテストには、電流・電圧がかなりのウエイトで出題されることが普通です。
電気関係の単元は、多くの中学生が、高校入試までずっと苦労する分野の一つです。とはいえ、コツをつかんでしまうと、面白いくらい正解できるようになります。
中2の夏休みは、電流・電圧をマスターする、絶好のチャンスです。集団指導塾では、主に英語や数学のプログラムに力が入れられていて、理科を強化できる教室は少ないのが現状です。もし、電流・電圧の復習を自力でするのに不安を感じるときは、個別指導塾を活用するのがぜひともおススメです。
塾の理科のテキストには、図を使って知識を整理するページが多く含まれています。テキストの問題を解くとともに、大切な回路図などは、一度ノートにまとめてみると、効果的です。
また、計算問題の多くは、直列・並列回路の電流電圧の知識と、オームの法則をうまく組み合わせてはじめて正解できます。公式と図の見方の関係がよくわからないといった場合は、わかるまで授業のコマ数を増やすなどして、徹底的にマスターしておくと、将来にわたって大変役立ちます。
また、電流・電圧の問題が実際にテストに出題されるときには、ほとんどが、グラフや表の読み取りなどを含む、総合的な形になっています。塾のテキストを使えば、こうしたタイプの問題に慣れることもできます。
2年生のうちに理科の弱点を克服しておくなら、3年になって高校入試が近づいても、英語や数学の仕上げにより多くの時間を充てることができますね。
中2の夏までには、英文法の基礎中の基礎となる、be動詞、一般動詞の現在形、過去形が出そろいます。
また、canを含む文も1年のうちに習うので、広い意味では、助動詞もすでに学習していることになります。
ですから、中2の夏は、英文法を整理する、絶好のチャンスです。中2の時期に、文法の基礎をしっかりマスターしておけば、3年になって出てくる複雑な構文を使いこなすためのよい土台を据えることができます。
中3になってから塾に入った人と英語を勉強していて、be動詞の文と一般動詞の文を、はっきり区別して書くためのトレーニングにかなり時間がかかることがあります。
また、「三単現のS」についてすっかり忘れているか、または、複数形の名詞につくSと見分けがつかなくなっている人にも、多く出会います。
塾の英語のテキストは、英文法を順序よく整理できるように作られています。中2の夏の段階で、簡単な英作文でいつも間違ってしまう、という人は、塾の夏期講習会でしっかり自信をつけておくことがおススメです。
また、一般動詞の過去形を学んだときに、「不規則動詞」をすでにいくつか習っています。
不規則動詞を本格的に覚えるのは、「過去分詞」が出てきてからで十分です。とはいえ、2年の夏のうちに、知っている不規則動詞をすべて覚えておくと、後で大変役に立ちます。
塾で不規則動詞のプリントや小テストが用意されている場合は、早い時期からぜひとも積極的に活用しましょう!
何カ月、または、何年か塾に通っているうちに、「このままでいいのだろうか」という気持ちになるときがあるものです。
成績の伸びが今一つだったり、残念なことに成績が下がってきている場合は特に、別の塾に行ってみたらどうだろうか、と考えるのは、自然なことです。
実際、個別指導塾に通っていた人が、集団指導塾に変わって、よい結果を見ることもありますし、その逆もあります。個別指導塾と集団指導塾には、それぞれまったく別のメリットがあるのです。
個別指導塾に通っている人の場合、一時的に集団指導とかけもちしたり、または、個別を少し休んで、集団指導を受けてみることができるかもしれません。
あまり受験期が近くなってからいろいろ試そうとすると、気持ちが落ち着かないばかりか、効果も限られたものになってしまいます。塾を変わってみるなら、中1から、中2の時期がおススメかもしれませんね。
個別指導塾には、もともとほかの塾とあわせて通っている人もたくさんいます。ですから、現在の塾に、ほかの塾にも行ってみる、と話したからといって、教室長との関係が悪くなる、という心配は、まずありません。
むしろ、塾のかけもちのことを隠していると、宿題の量が多くなりすぎたりして、困ったことになるケースもあります。
自由に選べるのが、塾のよいところの一つです。
あまり転々とするのはもちろん考えものですが、教室長とよいコミュニケーションをとりながら、うまくいく方法を柔軟に探していくこともできますね。
塾では、勉強のほかにも、学べることがたくさんあります。
たとえば、先輩の姿を見て、将来の備えをすることができます。
個別指導塾ではたいてい、あらゆる学年の人が一つの教室に出入りしています。
一人一人はブースに分かれて授業を受けるとはいえ、ほかの人の会話の内容は、なんとなく(かなり?)聞こえます。
また、休み時間に、先輩が教室長や講師と交わす会話は、よく耳に入るだけでなく、ひょっとすると自分も加わることも可能です。
受験学年の人は、それまでにはなかった、いろいろなことを経験するようになります。
中1からの内容を一気に復習するための、ボリュームたっぷりのテキスト、
「よし、やるぞ!」と意気込んで、猛烈なペースで勉強し、しばらくすると煮詰まってくる、何とも言えない感覚、
志望校決定のための学力テストで、思うような点数が取れないときのあせり......
今は一人っ子が多いので、お兄さんお姉さんの様子を見ることのできる人はあまりいなくなりました。
でも、いろいろあっても、何とか元気に受験期をのりきっていく先輩の姿を塾で見ていれば、ある程度の心の備えをしながら、進級していくことができるのです。
ほかの学年の人の勉強の様子を身近に見ることができるのは、確かに、学校や、集団指導塾ではなかなか経験できない、個別指導塾の大きなメリットの一つです。
